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■ 日仏フィグー社・美術部門から皆様への最新情報のコーナーです ■


 芸術の本場フランスで自分の作品を発表してみたいとお考えの皆様方のご参考になれば幸いです。フランスにおける現代美術の展覧会に関連した各イベントに関しては日仏フィグー社・美術部門まで、お問合せ項目とあなたのお名前・ご連絡先・作品ジャンル等の情報を必ず明記の上、お気軽にお問合せください。また、フランスでのアート関係イベントや日仏現代美術に関する展覧会情報に限り、当最新情報コーナーへの一般からの投稿記事を受け付けています。掲載ご希望の方は、メールにて情報をお寄せください。(必ずタイトルと投稿者のお名前・ご連絡先を明記ください。掲載の判断は日仏フィグー社・美術部門に一任して頂きます。) 尚、過去に掲載された記事についてはこちらで閲覧できます。

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 日仏フィグー社・美術部門では只今パリの国際公募展『ル・サロン』、『サロン・ドートンヌ』などの応募受付を行っています。詳しくはこちらをご覧下さい。




★ 2017年春の国際現代アートフェアが始動! ★
  
       

近年は秋だけではなく春にも有力な現代アートフェアが多く開催されるようになりましたが、この2017年もフランスではパリ、そしてリールの2か所のグランパレでそれぞれの現代アートフェアが開催されます。3月に開幕する主要なこの2か所のアートフェアを皮切りに2017年のフランスの現代アート界は本格的に動き出すことになります。パリ・グランパレは「ART PARIS」アートフェア(3月30日〜4月2日、プレビューは3月29日)、リール・グランパレは「ART UP!」リールグランパレ現代アートフェア(3月2日〜5日、プレビューは3月1日)が開催されますが、それぞれにオリジリティーのあるテーマを掲げての開催となります。130箇所の選抜現代ギャラリーが様々なアートを展開する「ART PARIS」アートフェアではアフリカの現代アートを特集、初出場を含むアフリカ大陸各地のギャラリーが登場します。一方でヨーロッパを中心とした100箇所の選抜ギャラリーによる「ART UP!」リールグランパレ現代アートフェアでは建築をテーマとした特別展示が会場内の所々で展開され、それにちなんだフォト作品も多数登場する模様です。フランスに於ける春の2大現代アートフェアに注目です。
日仏フィグー社(記事掲載2017年2月7日)




★ 2017年、パリの合同サロン展 ★

            

ル・サロン、サロン・アンデパンダン、サロン・コンパレゾン、パリ水彩デッサンサロン、以上4つの歴史的サロン展が集結するグランパレのアールキャピタル「ART CAPITAL」が2017年2月15日〜19日の会期で開催。招待者対象のヴェルニサージュは同14日。会場となるグランパレのスケジュールによって2016年11月の開催が回避され、2月開催を余儀なくされたアールキャピタル「ART CAPITAL」ですが、ル・サロン展は元々春に開催されていた展覧会で、サロン・アンデパンダンも長年春季開催を行っていたこともあり、春の訪れを感じさせる大型サロン展として違和感のない開催といえます。今回は4つのサロン展からフランス国内外の合計約2,000名のアーティスト作品が展覧されるバリエーション豊かな内容となります。ジャンルは多岐にわたり、絵画、彫刻、版画、写真、建築、グラフィック、などなどバリエーション豊かな現代のサロン作家たちの作品が楽しめます。会期中は毎日11時から20時まで開場(※22時まで延長の日あり)。入場料は一般15ユーロ。一般料金以外にも年齢等による割引価格(8ユーロ)や12歳以下の無料入場サービスなどもあります。
日仏フィグー社(記事掲載:2017年1月29日)




★ 2016年秋、パリの現代アート週間 ★

          

今年も「FIAC」、「ART ELYSEE」に「CUTLOG」など、様々な現代アートイベントがパリで同時開催される秋の現代アート週間がやってきました。近年はこの時期のパリでの大小さまざまなアートイベントもやや飽和状態といった感じがあり、パリを訪れる現代アートファンも来場イベントを絞って他には立ち寄らない傾向も出始めており、各イベントの勝敗がはっきりとしつつあるようです。また、フランス現代アートフェアこと「FIAC」の巨大化志向による一極集中にも拍車がかかりつつあるようです。今回の「FIAC」はメイン会場となっているグランパレの正面に位置するプチパレにもついにその展示エリアを広め、アートフェアとしては更に勢いを増しつつも、多くの来場者達をほとほと疲れさせる規模となったようです。しかしながら、プチパレ前、チュイルリー公園やヴァンドーム広場、ドラクロア美術館などで展開される野外展示の一部は会期後も暫らくはそのまま見ることが出来、現代アート週間を終えた秋のパリでゆっくりと野外展示作品を楽しむことが出来る人々にとってはこの上ない喜びとなっているようです。今回の「FIAC」では多くの見どころがありましたが、東京オリンピックの競技場設計で話題になったザハ・ハディッドを追悼したバカラによるクリスタシリーズのプレゼンテーションと「FIAC」のコラボレーションは大きな話題となりました。賛否両論はあるものの、彼女のデザインによる競技場が将来の東京に残ることなっていれば競技場周辺の景色は随分とアーティスティックな雰囲気に包まれたことでしょう。「FIAC」は2016年10月23日、第43回展の幕を閉じ、それに前後して他のアートイベントも閉幕しました。現代アート週間が終われば、パリの街は一気にクリスマムードへと変わって行きます。
日仏フィグー社(記事掲載:2016年10月24日)




★ 2016年度サロン・ドートンヌ(Salon d'Automne)展 ★

        

パリ、秋のサロンとして名高いサロン・ドートンヌ展。2016年も秋のパリに戻ってきました。2016年10月12日(ヴェルニサージュ)から10月16日の会期で、近年恒例となったシャンゼリゼ大通り遊歩道上の特設会場での開催です。通常の入選作品展示と併設した団体グループ作品展示のブースもすっかりお馴染みになりましたが、今年は特にアフリカのアーティスト組織による団体展示が注目されるなど、新風を吹き込ませようとするサロン・ドートンヌの姿勢が感じられました。アフリカ各国からはアーティスト組織が選抜した6名の精鋭が複数の作品を出品しましたが、その中でも女性写真家Oswalde LEWATの作品は特に人気を博しました。今年の展示作品数は約1000点。2016年度サロンドートンヌ公式入選作品展示エリアで発表された作品のみを抽出すると、その数は約800点。更にその中での日本人アーティスト入選作品は在仏日本人アーティスト作品も含めて50数点(団体作品展示ブースの作品を除く)。公式入選作品展示エリア全体のなかでは約6パーセント強という結果でした。パリの現代アート週間の前週に開催するサイクルがここ数年で定着したことによって、近年の来場者数は年々増加していますが、その来場者が次回へ向けての期待を抱かせるだけの作品選出と企画内容が主催者であるサロン・ドートンヌ協会には問われていると言えるでしょう。このパリを代表する公募展へは、日本からも応募が可能です。サロン・ドートンヌ展に関する日本からの作品応募情報は当ホームページのサロン・ドートンヌコーナー「サロン・ドートンヌ への応募について」をご参照下さい。きっと、次回2017年サロン・ドートンヌ展で日本人アーティストによって創り上げられた素晴らしい作品に出会えることを待ち望んでいるサロン・ドートンヌファンは多いことでしょう。
日仏フィグー社(記事掲載:2016年10月16日)




★ ルーアン初の公式現代アートフェア! ★

        

2016年10月、フランス・ノルマンディーの主要都市ルーアンの国際見本市会場「PARC EXPO ROUEN」が主催する公式現代アートフェアが旗揚げされました。リールグランパレが主催する「ART-UP」現代アートフェアとのコラボレーション企画として両国際見本市会場の共同主催となった今回の現代アートフェアは、エクステリアやインテリア及び建築デザイン関係の国際見本市である「ART−DECO」も同時開催され、6日(ヴェルニサージュ)〜9日の会期中、週末を中心に多くの人で賑わいました。全体的にはリールグランパレ「ART-UP」現代アートフェアにも出展経歴を持つギャラリーの中から特にフランス国内のギャラリーを中心にセレクションする形となったようですが、第1回目ということもあり地元ノルマンディー地方のギャラリーを多く紹介した内容やルーアン美術館の特別ブースを設けた点に独自性を見て取ることが出来ました。日仏フィグー社運営のNFF.JAPONも記念すべき第1回目の同フェアに、日本から唯一の参入を何とか果たし、気鋭の日本人アーティスト作品プレゼンテーションと頒布実績を残しました。パリでも10月下旬には現代アートフェア週間に突入しますが、一足先にルーアンで本格的な芸術の秋を堪能出来たコンパクトながら中身の充実した現代アートフェアと言えました。
日仏フィグー社(記事掲載:2016年10月10日)




★ 2016年パリ、秋の各サロン展 ★

      

春の展覧会シーズンも終了し、フランスは夏のヴァカンスシーズンへと突入しますが、芸術界ではヴァカンスシーズン明けの秋の展覧会の準備が本格化しています。パリに於ける歴史的サロン展のなかでも一貫して秋に開催されてきたサロン・ドートンヌ展はまさに芸術の秋を世界中に広めた存在だといえますが、この2016年も10月12日にパリのシャンゼリゼ大通り特設会場での開催が決定しています。そしてその翌週には様々な芸術フェアが開催されるパリ芸術週間へと突入します。その一方で、サロン・ドートンヌ展に導かれるように秋季開催を近年実現してきた歴史的サロン展の多くは様々な理由から2016年の会期を他の時期に移動させています。サロン・ナショナルSNBAは12月の開催、パリ・アンデパンダン展、ル・サロン展、サロン・コンパレゾン展、水彩デッサンサロン展は、ともに2017年2月に開催されることになりました。しかしながら、歴史的サロン展とは形式が異なり近年増加中の販売会形式に特化した公募展の多くは秋に集中しています。10月21日開幕のSalon Art Shopping 2016 (サロン・アートショッピング)、10月27日開幕のSalon GMAC Bastille 2016 (サロン・コンテンポラリーアート・グランドマーケット)など、ブースを出展してその中に作品を展示し、出展者が直接作品を披露するタイプの公募展です。大きく異なるコンセプトをもった様々なサロン展の開催によって、芸術の都パリの秋は本格的に始動します。
日仏フィグー社(記事掲載:2016年7月8日)




★ 2016年フランス春の現代アートフェア! ★

          

2016年も本格的な春の現代アートフェアシーズンに突入しました。秋と比較するとその数は少ないものの、優れた国際水準の作品が数多く見られるプロ志向のアートフェアも近年徐々に増えてきました。フランス春の現代アートフェアの代表格は、パリとリールの2つのグランパレを舞台とする各アートフェアでしょう。パリ・グランパレは「ART PARIS」アートフェア。そしてリール・グランパレは「ART UP!」リールグランパレ現代アートフェアです。この2つのアートフェアを皮切りに本格的に2016年のフランス・アート界が動き出します。
2016年度リール・グランパレ「ART UP!」は、去る2月25日〜28日(プレビューは24日)の会期で開催され、フランス、ベルギー、イギリスなどヨーロッパ圏を中心とした109箇所のギャラリーならびに企画ブースが設置されました。ヨーロッパ現代アートフェアとして9年前にスタートしたリール・グランパレによる公式現代アートフェアは年々その内容を充実させ、イルドフランス圏外のフランス現代アートフェアとしては入場者数、売り上げともに第一位のフェアに成長しました。日本からはNFF.JAPONが日本人アーティストとともに参入を果たしました。一方のパリ・グランパレを舞台とする「ART PARIS」アートフェアは毎回の企画をより充実させ、また諸外国ギャラリーに広く門戸を開けることで、多くのフェアが乱立するパリに於いて、バラエティー豊かで話題性のあるフェアとなっています。2016年度パリ・グランパレ「ART PARIS」アートフェアは3月31日〜4月3日(プレビューは3月30日)に会期で開催されますが、今回は特に韓国のギャラリーにスポットを当て、韓国発の優れた現代アートと現在までの主要な流れを検証します。ソウルから8カ所のギャラリーが出展し、韓国他地区ギャラリーブースも含め約80名の新旧韓国人アーティスト作品が登場し、国際色豊かなフェアを演出します。フランス春の現代アートフェアは、この2つのグランパレのアートフェアを筆頭に各地で様々スタイルのものが開催されます。
日仏フィグー社(記事掲載2016年3月18日)




★ 5月のART-SHOPPING2016 に冨永ボンド・ブース登場 ★

            

毎年春と秋にパリのカルーゼル・ルーブル展示場にて開催される「ART SHOPPING」は次回2016年5月28日と29日の両日開催されますが、ボンドアートで独自のスタイルを展開する日本の冨永ボンド氏が展示ブースを出展することが決定しました!近年、グループ参加をする日本などアジアからのアーティストが急増中でやや趣きが変わりつつある「ART SHOPPING」ですが、「ART SHOPPING」本来の形である個展ブースでフランス人アーティスト同様に真正面からパリの舞台に勝負を挑む冨永ボンド氏による作品展示風景が見られそうです。冨永ボンド氏によるプロジェクト「BOND IN PARIS」と「ART SHOPPING」によるコラボレーションがどのような反響を得るか、大いに注目されるところです。
日仏フィグー社(記事掲載2016年1月31日)




★ ST-ART2015 ヨーロッパ現代アートフェア! ★

            

20年目をむかえたストラスブール国際見本市会場「PARC EXPO WACKEN」のヨーロッパ現代アートフェア「ST−ART」が2015年11月27日から4日間(オープニングを含む5日間)の会期で開催されました。パリなど世界各国で起きている事件の影響が心配されましたが、ストラスブール市内のクリスマスマーケットは例年と変わることのない非常に多くの人々で賑わい、「ST−ART」会場内も同時期に開催されていたパリのサロン展とは様子が異なり、週末を中心に大変な熱気に包まれていました。今年はヨーロッパ写真協会による協賛企画も登場し、RHEIMS氏らの作品などが多く来場者の目を楽しませていました。ヨーロッパを中心とした約100箇所のギャラリーブースがセレクションした作品を中心に発表された作品の数々に、来場者の多くは満足したことでしょう。日本からは前回に引き続いてNFF.JAPONブースが日本人アーティスト作品とともに登場しました。年々同ブースの作品を目当てに訪れてくださる来場者も増え、ファン獲得に成功しています。激動の2015年も、この「ST−ART」でフランスに於ける本格的な国際現代アートフェアは全て終了となります。2016年が、少しでも平和な中で多くの人々が安心して芸術に触れることが出来る年となることを願って止みません。
日仏フィグー社(記事掲載2015年12月01日)




★ 2015年度 パリ4サロン合同 ART CAPITAL展 ★

        

2015年11月24日〜29日の6日間、今年もグランパレの歴史的サロン合同展「ART CAPITAL」(旧名称:ART EN CAPITAL)が開催されました。パリ・アンデパンダン展、ル・サロン展、水彩デッサンサロン展、サロン・コンパレゾン展の4つのサロン展による総数1200名のアーティスト作品が集結する合同サロンは、各サロン展を比較して同時に観覧することが出来るのが大きな特徴です。今年は、開催直前に起きたパリのテロ事件とそれに伴うフランス非常事態宣言や、会期最終日から始まるパリの大規模な交通規制(COP21による)などの影響で開催が一時は危ぶまれましたが、何とか無事開催となりました。4サロンは、勢いがあり独自性の強いパリ・アンデパンダン、落ち着いた雰囲気のル・サロン、各国からの出展が目立つ水彩デッサンサロン、安定した実力派作品が楽しめるコンパレゾン、といった感じで、それぞれのサロンの違いが楽しめました。前述の諸事情から来場者数は例年を下回りましたが、歴史を重ねる各サロンが今後も継続され、後世に引き継ぐ存在であってほしいとの思いはパリ市民の共通した想いでしょう。ル・サロンなど、多くの日本人アーティストが出展しているサロンもあるだけに、私たちも日本人アーティストの作品に着目して各サロン展への応援を続けていきたいと思います。フランスの各サロン展への作品エントリーや出展に関するお問合せやお申込みは、どうぞお気軽に日仏フィグー社まで、当サイト・メニューのお問合せフォームからご連絡下さい。
日仏フィグー社(記事掲載2015年11月29日)





★ フランスの各サロン展や主要展覧会は予定通り開催!★

先日のパリでの事件や昨今の国際情勢から中止も含めた検討がパリの各サロン展などで行われていましたが、ほぼ予定通りの開催が決まっています。また、パリ・シャンゼリゼのクリスマス市は数日遅れで無事オープンし、世界的にも有名な東フランス・ストラスブールのクリスマスマーケットも開催が発表されました。パリ・プチパレ美術館のKUNIYOSHI展では事件前と変わらぬ入場者の行列も見られ、パリ市内も普段の華やかさを取り戻しつつあります。グランパレの合同サロン「ART CAPITAL」は11月24日に開幕です。
日仏フィグー社(記事掲載:2015年11月22日)




★ FIAC,ARTELYSEES,CUTLOG,,, パリ現代アート週間!★

            

近年すっかりパリの秋の風物詩となったパリ現代アート週間。フランス国際芸術フェア「FIAC」を筆頭に様々な現代アートイベントが開催される10月の第四週のことです。この2015年で42回目を迎え、来年にはアメリカでの開催も予定されている「FIAC」は2015年10月22日から25日の会期で開催されました。グランパレとチュイルリー等での野外展示の他に、公式OFFフェアとして「OFFICIELLE」アートフェアが2015年10月21日から25日の会期でセーヌ河畔に美しくライトアップされたCITE DE LA MODE ET DU DESIGNにて開催されました。Wu Tsang氏が手掛けたスワロフスキーの巨大オブジェが会場内に出現した華やかな演出も見られ、グランパレを中心に連日多くの人々で混みあいました。
パリ現代アート週間の期間中、パリ市内では他にも多数の現代アートイベントが開催されましたが、グランパレのすぐ近くに位置するシャンゼリゼ特設会場ではYves Charnay氏によるライトプロジェクトなどの企画が好評を得たアートフェア「ART ELYSEES」とその姉妹フェア「8e AVENUE」が開催され、両フェア合わせて約100ブース規模の展示が展開されました。また、10年目を迎えた「SLICK」アートフェアや「CUTLOG」など、「FIAC」のサテライトフェアとしてスタートした各アートフェアは年々その独自性を前面に出し、今では「FIAC」とは異なる其々のファンを獲得するまでになっています。
パリ現代アート週間が終わり、パリはいよいよ本格的なクリスマスシーズンへのカウントダウンへと突入です。
日仏フィグー社(記事掲載:2015年10月31日)




★2015年度サロン・ドートンヌ(Salon d'Automne)展★

        

パリに芸術の秋を運んでくるサロン・ドートンヌ展。2015年10月14日から10月18日の会期で、パリのメインストリートであるシャンゼリゼ大通り遊歩道上の特設会場にて開催されました。一昨年のCABU氏、昨年のWOLINSKI氏と、サロン・ドートンヌ展のポスターデザインを手掛けた著名イラストレーターがともに2015年1月のパリでのテロ事件で亡くなったことから、それに関連したイベントが会期中に開催されたり、ストリートアートに着目したライブパフォーマンスが行われるなど、パリに於ける他のサロン展には無いサロン・ドートンヌ展独自の雰囲気が感じられました。また、今年初めに女性彫刻家のKOECHLIN氏が新しく会長に選出されましたが、それによる大きな変化は見られず、近年のサロン・ドートンヌ展のあり方を継承した姿勢が伺えました。
今年、会場を埋めつくした作品数は約1000点。そのなかでMOEBIUS氏の作品を集めた企画ブースや、近年恒例になってきたフランスの各地方や諸外国の美術団体による交流目的の各団体作品展示ブースは除き、2015年度サロンドートンヌ公式入選作品展示エリアで発表された作品のみを抽出すると、その数は約800点。更にその中での日本人アーティスト入選作品は在仏日本人アーティスト作品も含めて約60点(団体作品展示ブースの作品を除く)。公式入選作品展示エリア全体のなかでは約7パーセント強という結果でした。このハードルを超えて入選を果たした作品はそれぞれが輝いた存在となっていました。年々その作品セクションは多岐にわたっており、絵画部門ひとつに着目しても、実に様々な作品スタイルのものが選出され、展示もその作品スタイル毎にわかりやすく並べられていました。多岐にわたるが故に、作品の選出には苦労の跡が見受けられ、サロン展としてのクオリティーにはまだ改善の余地があるものの、現代そして未来志向の姿勢はパリの他のサロン展を確実に牽引する存在となっています。
サロン・ドートンヌ展に関する日本からの作品応募情報は当ホームページのサロン・ドートンヌコーナー「サロン・ドートンヌ への応募について」をご参照下さい。次回2016年サロン・ドートンヌ展で再び日本からの素晴らしい作品に出会えることが楽しみです。
日仏フィグー社(記事掲載:2015年10月20日)




★2015年秋のパリに於ける各サロン展★

      

夏本番ですが、一足早く2015年秋のパリに於ける主な国際公募展の開催予定を一部ですがご紹介させていただきます。サロン・ドートンヌとル・サロンなどのアール・キャピタル各サロン展については2015年度の応募期間は既に終了していますので、現在は来年2016年度展へ向けての応募準備期間ということになります。日本からの応募をお考えの方は日仏フィグー社までお気軽にご相談下さい。尚、現在のフランス語では、「サロン」は単に「展覧会」という意味で、どのような展覧会でも、「サロン」という名称を付けることが自由にできる関係上、「サロン」の名前が付くもの全てがフランスの公共団体が主催する展覧会ということではありません。類似名の展覧会との違いにご注意ください。また、日本の美術界ではサロンとアートフェアの区別が曖昧になっているようですが、日仏フィグー社では、個人でも自由に応募できる公募展をサロン展とし、画商などの応募資格者のみが応募して展示ブースの中で作家や作品を紹介する見本市形式の展覧会をアートフェアとする本来の呼称で統一させていただいております。以下は、サロン展に分類されるものとなります。フランスのサロン展では展示作品の販売も可能となっています(※販売方法は各サロン展により異なります)。
■2015/10/14-10/18 Salon D'Automne 2015 (サロン・ドートンヌ):シャンゼリゼ大通り特設会場で開催される、いわずと知れたパリを代表しサロン界を牽引する審査制の国際公募展。”芸術の秋”という言葉が浸透したのもこのサロン・ドートンヌが起源であるといわれている。入選作品の展示以外にも、エジプト、韓国、日本など各国の団体ブースもあり国際色豊かな展示が楽しい。
■2015/10/24-10/25 Salon Art Shopping 2015 (アート・ショッピング):ブースを出展してその中に作品を展示し、出展者が常駐して直接作品を披露するタイプの公募展。ほぼ先着申込順に出展が認められるので、審査を意識することなく気軽に出展できるメリットがあるのが特徴。最近はグループでのブース展示も随分と増えている。毎年春と秋にカルーゼル・ルーブル展示場で開催されているサロン展。
■2015/10/29-11/02 Salon GMAC Bastille 2015 (コンテンポラリーアート・グランドマーケット):上記のアート・ショッピング同様にブースを出展してその中に作品を展示し、出展者が直接作品を披露するタイプの公募展の先駆け的存在のサロン展。バスティーユ広場からのびる運河沿いに500近い仮設ブースが立ち並ぶ開放的なサロン展。
■2015/11/24-11/29 Salons - Art Capital 2015 (アール・キャピタル):ル・サロンパリ・アンデパンダン(日本の同名展とは無関係)、サロン・コンパレゾンなど4つの老舗サロン展のコーナーにより構成されるグランパレでの合同サロン展で、各サロン展を比較して見学できるのが嬉しい。
■2015/12/17-12/20 SNBA (サロン・ナショナルデボザール):個人応募者の作品のみならず、中国、韓国などのアジア諸国も含め、様々な国からバラエティーに富んだ各種グループによる作品が出品されるカルーゼル・ルーブル展示場(ルーブル美術館に隣接した地下見本市会場)におけるサロン展。
日仏フィグー社(記事掲載:2015年7月25日)




★2015年度「ART PARIS」現代アートフェア★

           

2015年3月26日〜29日(プレビューは25日)、フランス・パリのグランパレにて2015年度春のアートパリ現代アートフェア「ART PARIS ART FAIR 2015」が開催されました。秋の「FIAC」が巨大化路線に舵をきる一方で、この「ART PARIS」は現代アートの持つまた異なる魅力を感じさせてくれているようです。今回は会場正面がチームラボによるプロジェクションマッピングで彩られるなど、様々な大型企画も各種見られ、多岐にわたって来場者を楽しませる工夫に満ちたフェアとなっていました。リール・グランパレに於ける「ART UP!」、そしてパリ・グランパレの「ART PARIS」。フランスで春に開催される主な現代アートフェアとして挙げられるこの2つの展示会に今後も注目してまいります。
フランスの各現代アートフェア(日本美術会社系が運営に関わる私的なものは除きます)に関するお問合せは、どうぞお気軽に日仏フィグー社まで、当サイト・メニューのお問合せフォームからご連絡下さい。
日仏フィグー社(記事掲載2015年4月1日)




★2015年フランス現代アートフェアは「ART UP!」から★

           

2015年2月12日〜15日(プレビューは11日)、フランス・ノールの中心地リールのユーロリール地区にあるリールグランパレにて2015年度リールグランパレ現代アートフェア「ART UP! 2015」が開催されました。独特なフォルムのリールグランパレの屋根の下で約100ブースに限定され整然と並ぶ展示ブースの様子は近年世界中で増殖中の自称「アートフェア」イベントとは異なる落ち着いたプロ感覚溢れる雰囲気となっていました。今回はフランス国外27箇所を含む104のギャラリーが参入を果たし、ヴェルニサージュを除く4日間で3万人近くの来場者を集めました。前回2014年度と比較し3割近くの伸びを見せた作品販売総数はフランスのみならず、オランダ、ベルギーやイギリスなど隣接する国々の現代アートファンの取り込みによるものと考えられます。某現代アートフェアの姉妹フェアとして誕生して8年、「ART UP!」として一部ヨーロッパ圏外のギャラリー紹介を開始して2年、当初難しいと考えられていた北フランスでの現代アートフェアは、「ART UP!」の出現によってその定説は崩れつつあるようです。当ホームページ管理者の日仏フィグー社が運営する画商「NFF.JAPON」は、日本からは唯一2年続けての参入を果たし、今回も現代日本人(日本在住者)アーティスト各位とともに日本発の作品をプレゼンテーションすることに力を注ぎました。
フランスの各現代アートフェア(日本美術会社系が運営に関わる私的なものは除きます)に関するお問合せは、どうぞお気軽に日仏フィグー社まで、当サイト・メニューのお問合せフォームからご連絡下さい。
日仏フィグー社(記事掲載2015年2月28日)




★2014年度 ART EN CAPITAL 4サロン合同展★

        

2014年12月25日〜20日の6日間、今年で8回目となるグランパレの歴史的サロン合同展「ART EN CAPITAL」が開催されました。パリ・アンデパンダン展、ル・サロン展、水彩デッサンサロン展、サロン・コンパレゾン展の4つのサロン展による合同サロンは、各サロン展を比較して同時に観覧することが出来るのが大きな特徴です。今年の4サロンは、独自性が増したアンデパンダン、入選作品よりも歴史を全面に出した感のあるル・サロン、各国からの出展がより強調された水彩デッサンサロン、一部有力アーティスト作品が見られなくなったものの安定した実力派作品が楽しめたコンパレゾン、といった感じで、それぞれのサロンが進もうとしている道の違いが楽しめる内容となっていました。パリのグランパレというシチュエーションからすると物足りなさも感じられましたが、各作品に目をやると、それぞれにこの舞台にかけた出展者の意気込みが感じられるものとなっていました。これら歴史的なサロンが今後も発展していく鍵はそのクオリティー以外の何ものでもありません。日本からも多くの出展者がある展覧会だけに、日本のアーティストの皆様にもエールを送り続けたいと思います。
フランスの各サロン展への作品エントリーや出展に関するお問合せやお申込みは、どうぞお気軽に日仏フィグー社まで、当サイト・メニューのお問合せフォームからご連絡下さい。
日仏フィグー社(記事掲載2014年12月20日)




★ストラスブールでヨーロッパ現代アートフェア!★

         

19年目をむかえるストラスブール国際見本市会場「PARC EXPO WACKEN」のヨーロッパ現代アートフェア「ST−ART」が2014年11月21日から4日間(オープニングを含む5日間)の会期で開催されました。すでに2015年はフランス最大のクリスマスマーケット開幕にあわせた開催が約束されていますが、この2014年度も大きな盛り上がりを見せていました。今回は公式OFFフェアが、まだ工事中の目新しいストラスブール国際会議場にて開催され、「ST−ART」が更にその規模を増していることを実感させました。また、ヨーロッパを中心とした約100箇所のギャラリーブースがセレクションした作品を目当てに、フランス、ドイツ、スイスなど多方面から訪れる来場者の姿からもこのフェアがフランスのみならずヨーロッパ各国の芸術ファンからの支持を得ていることが確認できました。今回はイタリアが特集国として選ばれ、初登場も含めたローマ、ミラノ、ベネチアなど、イタリア各地の個性的なギャラリーがブースを連ねました。日本からは前回に引き続いてNFF.JAPONブースが日本人アーティスト作品とともに登場し、確実にそのファンを増やすことに成功しました。2014年は、この「ST−ART」でフランスに於ける本格的な国際現代アートフェアは全て終了となり、新しい2015年へのカウントダウンが始まります。
日仏フィグー社(記事掲載2014年11月30日)




★2014年秋、パリ現代アートの週末!★

            

近年、10月の第四週末は現代アートのイベントがパリ中で開催されることが恒例となり、この週末を含めた一週間をパリの現代アート週間とも呼ぶようになりました。この2014年も様々なアートイベントが登場。その中心は当然ながらフランス現代アートフェア「FIAC」。同時期に行われる他のパリでの各アートフェアとの距離感は歴然です。今年はグランパレでの本展やジャルダン・デ・プラントなどでの野外展示の他に、正式なサテライトOFFフェアとして、セーヌ川に隣接するシテ・ラモンド・エ・デュデッサンの館内で70のギャラリーが様々な作品を展覧しました。会期前にヴァンドーム広場に設営された大型作品が撤去される騒動もあり話題には事欠かかない例年通りの「FIAC」となっています。他にシャンゼリゼで開催の「ART−ELYSEES」や、マレ地区にて開催された映像フェア「VARIATION(旧SHOW OFF)」、新進気鋭のギャラリーが多い「SLICK」など、見応えのある展覧会が集結しました。一方で、アマチュア水準の作品が多く並ぶフェアも実に多く見受けられ、この期間のパリはあらゆる層のアート愛好家が楽しめるバラエティーに富んだ展覧会が登場しています。写真は全て日仏フィグー社取材班による今年の各展開催中の実際の様子です。 ピカソ美術館の再開や、ルイヴィトン財団現代美術館のオープンなども重なり、今秋は例年以上にアートで盛り上がっているパリです。10月が終わるとパリの景色も一変し、いよいよ冬の気配が感じられるようになります。
日仏フィグー社(記事掲載:2014年10月24日)




★2014年芸術の秋は、サロン・ドートンヌ展から★

         

設立以来111年を数えるサロン・ドートンヌ展。2014年度は10月15日から10月19日の会期で、パリのメインストリートであるシャンゼリゼ大通り遊歩道上の特設会場にて開催となりました。昨年のCABU氏に続き、今回も著名なイラストレーターWOLINSKI氏が特別招待作家として参加し、彼の作品がカタログの表紙やホスターを彩りました。今年、会場を埋めつくした作品数は約1000点。そのなかでWOLINSKI氏の企画ブースや、日本、エジプト、地元美術組織などによる各団体ブース作品を除く2014年度サロン・ドートンヌ入選作品として展示された作品は約800。日本人アーティストは在仏アーティストも含めて50名(団体ブース出展者を除く)。全体の約800点のなかでも6パーセント程度という狭き門を突破した日本人アーティストの各作品はそれぞれに見応えがありました。初日のヴェルニサージュには約1万人が集い、夜22時の閉場まで多くの人で賑わいました。作品ジャンルを越えて、傾向によってわけられた展覧方法は旧態依然とした多くの公募展との違いを示そうとする同展の姿勢を感じさせました。サロン展としてのクオリティーは更に改善の余地を残しながらも、その上昇志向と熱気は他のサロン展を上回っていることは確実といえるでしょう。サロン・ドートンヌ展に関する日本からの作品応募情報は当ホームページのサロン・ドートンヌコーナー「サロン・ドートンヌ への応募について」をご参照下さい。
日仏フィグー社(記事掲載:2014年10月16日)
追記:記事で紹介させていただいておりますWOLINSKI氏が、2015年1月に発生したパリ出版社襲撃事件の犠牲者のお一人としてお亡くなりになられました。心よりお悔やみ申し上げます。




★2014年芸術の秋、サロンの秋★

     

2014年もパリに秋の国際公募展の季節がやってまいりました。近年は、日本の公募展と同じように入選作品を展示するサロン展以外にも、個人で展示ブースを出展し、直接接客するタイプのサロン展(日本ではこれもフェアと呼ぶことが多いようです)が主流となりつつあるようです。この秋以降にパリで開催される主な個人参加型のサロン展は以下の通りです。これから、他にも多くのサロン展が集中する季節が到来です。日仏フィグー社にて全てのサロンへの出展手続きの代行やサポートを承っておりますので、お気軽にご相談ください。尚、現在のフランス語では、「サロン」は単に「展覧会」という意味で、どのような展覧会でも、「サロン」という名称を付けることができ、「サロン」の名前が付くもの全てがフランスの公共団体が主催する展覧会ということではありませんので、ご注意ください。
■2014/10/15-10/19 Salon D'Automne 2014 (サロン・ドートンヌ):シャンゼリゼ大通り特設会場で開催される、いわずと知れたパリを代表しサロン界を牽引する国際公募展。入選作品の展示以外にも、日本など各国の団体ブースもあり国際色豊かな展示が楽しい。
■2014/10/25-10/26 Salon Art Shopping 2015 (アート・ショッピング):ブースを出展してその中に作品を展示し、出展者が直接作品を披露するタイプの公募展。毎年春と秋にカルーゼル・ルーブル展示場で開催されているサロンです。
■2014/10/30-11/03 Salon GMAC Bastille 2014 (コンテンポラリーアート・グランドマーケット):ブースを出展してその中に作品を展示し、出展者が直接作品を披露するタイプの公募展。バスティーユ広場からのびる運河沿いに仮設ブースが立ち並ぶ開放的なサロンです。
■2014/11/25-11/30 Salons - Art en Capital 2014 (アールアンキャピタル):ル・サロンパリ・アンデパンダン(日本の同名展とは無関係です)など4つのサロン展のコーナーにより構成されるグランパレでの合同サロン展で、各サロン展を比較して見学できます。
■2014/12/11-12/14 SNBA (サロン・ナショナルデボザール):中国、韓国などのアジア諸国も含め、様々な国からバラエティーに富んだ作品が出品されるカルーゼル・ルーブル展示場におけるサロン展です。
日仏フィグー社(記事掲載:2014年9月10日)




★2014年5月パリ、サロン・ド・メ最終章★

    

2014年5月。またひとつ、歴史的サロンがその幕を閉じました。5月のサロンとしてながく愛されたサロン・ド・メ「SALON DE MAI」です。第64回目となった今回のサロン・ド・メはパリ3区のESPACE COMMINESにて開催され、1943年にGUSTON DIEHLによって設立され多くの優れたアーティストを輩出してきた偉大な歴史とともに5月11日、惜しまれながらも最終日を終えました。アートの形が限りなく多様化し、インターネットによる自由な作品発表が当たり前になった今日、審査員に任命された現役アーティストが、他の様々な世界からエントリーしてくる未知なる多種多様な作品を公平に見極め審査するシステムには限界がきているのかもしれません。また、時代とともに、欧米ではサロン自体が権威を持たなくなり、そういった公募展の審査員に登用されることの意義も薄れている事から、優秀な人材の確保も困難になっているといえ、同時に公募展への挑戦を重要視しないアーティストの増加もあり、応募者数減少や運営状況悪化は各サロン展にとって大きな問題となっているようです。サロン・ド・メは、サロンを中心とした公募展の役割はひとまず終了したとの判断から前向きな解散を選びましたが、パリから生まれ世界中に影響を与えた歴史的な各サロン展が、今後ひとつでも多く存続そして発展し、引き続き多くのアーティストにとっての道標となることを願わずにはいられません。
日仏フィグー社(記事掲載:2014年5月18日)




★2014年の先陣をきるリール、パリの現代アートフェア★

     

2014年、この冬から春にかけて先陣をきって開催されるフランスにおける注目の現代アートフェアといえば、やはり、リール・グランパレで開催される「ART UP 2014」(2014年2月13日〜16日)、そしてパリ・グランパレの「ART PARIS 2014」(2014年3月27日〜30日)ということになるはずです。特に「ART UP 2014」は昨年まで好調であった「LILLE ART FAIR」をあえて改称し、ニューギャラリー、ニューアーティストの発信という新たなコンセプトを加えるかたちでのリニューアルとなりましたが、それがフェアの内容そのものにどのような影響を与えるかに関心が集まりました。入場者数、総売上ともに昨年までのフェアを上回る結果を出したことから、多くの来場者を満足させる結果となった模様です。日仏フィグー社が運営する画商「NFF.JAPON」も出展し、日本から作品を発信し続ける現役日本人アーティスト作品のみを紹介することをテーマに個性的且つ魅力的な作品の数々を展覧いたしました。一方で、パリの「ART PARIS」もまたニューギャラリーの発信をテーマのひとつに掲げての2014年度展となりそうです。中国を中心としたアジア人アーティストにスポットをあてる特集も予定されており、こちらも見応えのあるフェアになりそうです。「ART PARIS」が終了すると、早くも秋の現代アートフェアへとフランスの現代美術界は移って行きます。
※写真はART UP 2014の様子です
日仏フィグー社(記事掲載:2014年3月6日)




★2013年ラストは、パリに於ける冬の各種サロン展★

      

2013年のパリに於ける公募サロン展の締めくくりは、12月4日〜8日間のグランパレに於ける「ART EN CAPITAL」、そして翌週のカルーゼル・ルーブルに於ける「SNBA」となりました。「ART EN CAPITAL」はパリ・アンデパンダン展、ル・サロン展、水彩デッサンサロン展、サロン・コンパレゾン展の4つのサロン展による合同サロンとなりました。パリ・アンデパンダン展や水彩デッサンサロン展は各アーティストの独自性が感じられる作品の数々が展開され、ル・サロン展はアカデミックな内容を感じさせる内容と言えました。サロン・コンパレゾンはブース毎のグループ展示となり、各グループの作品を比較して見せる興味深い内容となりました。カルーゼル・ルーブルの「SNBA」は昨年に続いて今回も「ART EN CAPITAL」とは一線を画すがごとく、単独開催の道を選び、個人アーティストのみならず、各国の様々な団体ブースも入り乱れるバリエーション豊かな展覧内容が特徴となっていました。いずれのサロン展も運営面の事情から純粋な公募コンクールという意味合いが失われつつある感は否めませんが、そこに集う出展者たちの目の輝きは何時の時代も美しく、フランス発祥の芸術サロン展が今後も末永く続いて行くだろうと実感させてくれました。
フランスの各サロン展への作品エントリーや出展に関するお問合せやお申込みは、どうぞお気軽に日仏フィグー社まで、当サイト・メニューのお問合せフォームからご連絡下さい。
日仏フィグー社(記事掲載2013年12月25日)




★ST−ART・ヨーロッパ現代アートフェア!★

         

年間のフランスにおける著名現代アートフェアのなかで最も開催時期が遅く、毎回有名なクリスマスマーケット開幕前にあわせて開催されるストラスブールのヨーロッパ現代アートフェア「ST-ART」。2013年度フェアは11月21日にプレビューが開催され、同22日〜25日の会期で、開催されました。会場は数年後の移転リニューアルを控えるPRAC EXPO STRASBOURG WACKEN (ストラスブール国際見本市会場)。会場内の雰囲気はパリのフェアとは異なり、ヨーロッパのアートに主眼を置いた落ち着いた雰囲気で且つ作品の技術力の高さを見せる作品が目立ちました。ヨーロッパ現代アートフェアと銘打ち、美術界が仕掛ける現代アートの流行のみに流されないこのフェアのコンセプトが今年も鮮明に打ち出されていました。会期中、ストラスブール現代美術館などでは関連のOFFイベントも開催され、ストラスブールに於ける現代アート週間といった雰囲気が演出されました。
ヨーロッパを中心とした約100箇所のギャラリーブースの他にMessmer財団コレクション展やOlivier DEBRE氏の回顧展など多数の企画も併設され、フランス、ドイツ、スイスなど多方面から訪れる多くの来場者達を満足させていました。日本からは今年もNFF.JAPONブースが日本人アーティスト作品とともに登場し、あらたな実績を残しました。この「ST-ART」が終わると、フランスにおける今年の現代アートフェアシーズンは終了をむかえ、いよいよ本格的なクリスマスシーズンへと突入します。
日仏フィグー社(記事掲載2013年11月25日)




★FIAC、SLICK、CUTLOG!★

                  

パリにおける2013年秋のアートフェアシーズンが本格的にスタートし、SHOWOFFに続いて、10月24日〜27日はアートフェア週間に突入しました。この時期のパリ市内の主要なアートフェアといえば、やはりFIAC、そしてSLICK,CUTLOG。シャンゼリゼではART−ELYSEEも開催されます。また昨今の中国の勢いを象徴するかのように、シャンゼリゼのART−ELYSEEを挟んで反対側には中国アートが紹介された展覧会CHIFRAが開催されました。23日にはFIAC、SLICK,CUTLOGがそれぞれにヴェルニサージュを開催し、関係者やマスコミ等が集う活気のある場が演出されました。グランパレ前にデュビュッフェの巨大な彫刻が登場するなどパリ市内のあちらこちらに現代アートが登場。チュイルリー公園やジャルダンプラント植物園など約100箇所で現代アートに触れることが出来る展示が展開されます。基本的に野外展示は見学無料、屋内展示は入場料が各フェア毎に設定(CHIFRAは入場無料)されていますのでご確認ください。尚、この時期パリではアートフェア週間便乗型の内容が乏しく雑多なフェアや展示会も非常に数多く開催されますので、鑑賞する側の見る目も試される時期となります。
現代アート週間が終了すると、パリには徐々にクリスマスの雰囲気が漂い始めます。
日仏フィグー社(記事掲載2013年10月24日)




★2013年度サロン・ドートンヌ展開催★

 

2013年度サロン・ドートンヌ展は人気イラストレーターのCABU氏をゲストにむかえ、華やかに110周年の幕を開けました。会期は2013年10月15日〜20日。会場は3年続けてシャンゼリゼ大通りの特設展示場となりました。エジプトや日本の団体による交流ブース展示作品を除いたサロン・ドートンヌ展入選展覧作品は約800。そのなかで日本人は在仏アーティスト作品が約15名、日本からの入選出展者数が約40名という結果で、全体における日本人アーティスト(団体交流ブースを除く)の割合は約7%と、今回も狭き門となりました。コンテンポラリーアートの看板を掲げた今回のサロン・ドートンヌ展でしたが、昨今のコンテンポラリーアートと称するものからすると正統派作品が多い印象となりました。今年はサロン・ドートンヌ展史上初めて入場無料方式が試され(ただし、初日は招待者のみの入場)、アートを一般に開放しようとするサロン・ドートンヌ展設立当時のテーマを現代の形で表現してみせました。シャンゼリゼ通りの遊歩道に長く続く特設会場に来場者が吸い込まれていく様子は、近年のサロン・ドートンヌ展ではお馴染みの光景になりつつあるようです。
日仏フィグー社(記事掲載2013年10月17日)




★2013年秋の主なフランスアートフェア★
 
 2013年秋のフランスの主要アートフェアの日程です。8月のヴァカンスシーズン終了とともに本格的な芸術の秋でフランスは盛り上がります。
■2013年9月6日〜9日 「FRANCHEMENT ART 2013」 - VILLEFRANCHE SUR MER / CITADEL : ニース国際見本市協会NICEXPOが公式に主催し、芸術の秋開幕のタイミングで行われるニース郊外のヴィルフランシュシュルメールの街全域を使ったアートフェアです。
■2013年9月12日〜15日 「DOCKS ART FAIR 2013」 - LYONS : リヨンビエンナーレ開催年に開催されるリヨンのギャラリーアートフェアです。約30のギャラリーによるワンマンショーブースを中心とした質の高いアーチスト作品が見どころになっています。
■2013年10月24日〜27日 「FIAC 2013」 - GRAND PALAIS PARISなど: フランスを代表するアートフェアのひとつでコンテンポラリー色が強いのが特徴。パリのアートフェアでは最高峰のフェア。他にもサテライトフェアと称するものがパリのあちらこちらに登場しますが、FIACのメイン会場はグランパレですのでお間違えなく。
■2013年10月24日〜27日 「CUTLOG 2013 PARIS」 - ATELIER RICHELIEU: FIAC開催にあわせて行われるパリのフェアのひとつ。毎回FIACでは見る事が出来ない独自路線の作品も目にすることが出来ます。
■2013年10月24日〜28日 「ART ELYSEE 2013 PARIS」 :FIAC開催にあわせて行われるパリのフェアのひとつで、数年前にスタートした新しいフェアです。シャンゼリゼの遊歩道上の特設会場にて毎年50ほどのギャラリーブースが立ちならびます。
■2013年11月22日〜25日 「ST-ART 2013」 - STRASBOURG PARC EXPO: EU議会がおかれるストラスブール開催のフェア。パリ圏外で行われる公的な現代アートフェアとしては最も大きな成功をおさめ、フランス全体でもFIACに次ぐ2番目の歴史と実績を誇るフェア。ヨーロッパアートに力を注ぐ点が特徴のフェアです。
ここでは、主なものを取り上げましたが、他にもフランス各地で様々なアートフェアの開催が予定されています。是非、フランスでのアートフェア日程をチェックし、一度訪ねてみてください。
日仏フィグー社(記事掲載2013年8月10日)




★春のフランス各アートフェアがスタート★

ARTPARIS(アートパリ) ARTPARIS 会場 アートモナコ(ARTMONACO) アートモナコ、NFF JAPON ブース アートモナコ、NFF JAPON ブース
 
 2013年の春のフランスのアートフェアはパリのARTPARIS(アートパリ)で本格化しました。3月28日、グランパレには印象的なARTPARIS(アートパリ)のスカイブルーの看板が掲げられ、昨年から更にリニューアルしたフェアがお目見えしました。今年はフランスの有名女優や俳優人など話題の人物も多く来場し、展示作品とは別にマスコミにも取り上げられる機会を増したフェアとなっていました。同時期のパリでは様々なフェアが開催されましたが、目をパリ以外に向けるとコートダジュールに位置するモナコで開催のARTMONACO(アートモナコ)も初日と2日目夜のプレビューを中心に賑わいを見せていました。ARTMONACO(アートモナコ)にはイラン皇后やパル・サルコジ氏(アーチスト活動を行うフランス前大統領の父)などの著名人が協力し華やかさを演出していました。イルドフランスや南仏方面を中心に、これから夏にかけてもアートフェアが続きますが、これからはヴァカンス客を対象とした民間の野外型フェアが中心となります。
 尚、今回のARTMONACO(アートモナコ)には、日仏フィグー社から生まれた美術品商「NFF.JAPON」が日本からは初の連続出展(今回は無鑑査出展)を果たし日本のアーティスト各位による個性溢れる作品の数々をプレゼンテーションしました。フランスに於けるアートフェアは、個人でも参加できる気軽なものから「NFF.JAPON」が参入しているストラスブールのフェアのように画商を対象とし、尚且つ国際見本地会場自体が主催する公的なものまで様々です。ご興味をお持ちの方はお気軽に日仏フィグー社までお問い合わせください。
日仏フィグー社(記事掲載日:2013年4月28日)




★2013年春のアートフェアシーズン到来!★
 
 2013年の春のフランスの主要なアートフェアの日程です。新しいアートフェアが1月から早くも各地で立ち上がっているアートフェアブームですが、ここではこの春の主要なフェア3つのみを紹介させていただきます。
■2013年3月7日〜10日:LILLE ART FAIR - LILLE GARND PALAIS:今年で6年目を迎えるヨーロッパアートフェア。ストラスブールのST−ARTの姉妹フェアとして誕生したこのフェアもすっかり春のフランスにおける主要アートフェアとして認知されるまでになりました。北フランス・リールのグランパレにヨーロッパの現代アートが集結します。
■2013年3月28日〜4月1日 ART PARIS - GRAND LAPAIS PARIS:春のパリのアートフェアとしてすっかり定着したフェア。秋のFIACよりもモダンアート色が強いといわれているフェアですが近年はコンテンポラリー色を前面に押し出した展示が目立ちます。
■2013年4月25日〜28日 ART MONACO - GLIMALDI FORUM:南フランス・コートダジュール東部に位置する独立国モナコ公国における唯一無二の現代アートフェア。もともとは、VIP来場者のみを対象としたフェアからスタートした経緯があることから、ヴェルニサージュはきらびやかな雰囲気に包まれます。モンテカルロのグルマルディーフォーラムで開催され、モナコ王室関係者もたびたび姿を見せるモナコらしいフェアです。
日仏フィグー社(記事掲載2013年1月8日)




★2012年現代アートフェア最終章は「ST-ART」★

                   
 
 2012年11月23日〜26日(特別ヴェルニサージュは22日)の会期でストラスブール国際見本市会場PARC・EXPOにおける「ST-ART」が開催され、ヨーロッパ各国を中心とした有力ギャラリー90箇所が集結しました。今回は特にドイツとフランス・リヨンのギャラリーがピックアップされ特集ブースが組まれました。益々コンテンポラリー色が強くなるパリの「FIAC」に対し、この「ST-ART」はヨーロッパ現代アートフェアの名の通り、ヨーロッパ本来のエスプリが感じられる洗練されたアートがならびました。ボローニャのFORNIやバルセロナのPARES、パリのARNOUXなどの定番ギャラリーだけではなく、新しいギャラリーを積極的に登用し新鮮さも打ち出す姿勢は今年も健在でした。数少ないヨーロッパ圏以外からの出展画商ブースとして日仏フィグー社運営の美術品商「NFF.JAPON」も日本から参加しましたが、フランス最大のクリスマスマーケット開催とリンクした他には例の無いこの現代アートフェアの熱気の中で10名の日本人アーティスト作品の力が大いに発揮された結果を得る事ができました。この「ST-ART」をもって、選抜ギャラリー参加型のフランスにおける2012年主要現代アートフェアは全て終了しました。間もなく来る2013年に繰り広げられる現代アートシーンにも期待がつのります。
日仏フィグー社(記事掲載日:2012年12月29日)





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