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★日仏フィグー社・美術部門 最新情報のコーナーで過去(2009年〜2012年)に掲載された主な記事です。 現在の最新情報は、こちらをクリックしてください。 |
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※尚、日仏フィグー社・美術部門では只今パリの国際公募展『ル・サロン』、『サロン・ドートンヌ』などの応募受付を行っています。詳しくはこちらをご覧下さい。 |
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★2012年「ART EN CAPITAL 2012」開催。パリの4つのサロン展が集結! 2012年11月27日〜12月2日の6日間の会期で、「ART EN CAPITAL 2012」がパリのグランパレ美術館にて開催。今年の参加を見送ったボーザールサロン展や同展覧会創設時から参加を拒否しているサロン・ドートンヌ展を同時に見る事が出来ないのは残念ですが、「ART EN CAPIAL」はグランパレ美術館の年に一度の行事としてすっかり定着してきたようです。作品の傾向やジャンルは多岐にわたり、様々な層の来場者が楽しめる内容といえました。日仏フィグー社・美術部門では、この「ART EN CAPITAL」に参加している主要サロン展を始め、パリの各種公募展への日本からの出展手続きをサポートさせていただいておりますので、パリの公募展に挑戦してみたいと思われる方や、以前出展していたが、手続上の問題などで休止していらっしゃる方などがいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。お問い合わせは、お問い合わせフォームか、メール(nffigue@hotmail.com)までどうぞ。電話(0795-42-2320)によるお問い合わせ受付も行っています。 日仏フィグー社(記事掲載日:2012年11月29日) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★パリ・秋のサロン展「SALON D'AUTOMNE 2012」がシャンゼリゼで開催! 110年目(99回目)をむかえるサロン・ドートンヌ展が今年もシャンゼリゼに戻ってきました。今年のテーマは「l’ALTERNATIVE(二者択一)」。サロン・ドトンヌの今後の方向性を位置づける回としてその重要性も込められたテーマとなりました。日本からも入選アーティストの素晴らしい作品が数点展覧されました。絵画部門での日本人入選者(サロン・ドートンヌ公式HP発表による)数は23名。336名の絵画部門入選者に対して約6.8パーセントという狭き門でした。一方で、入選作品とは別枠の各国の作家グループによる団体作品展覧ブースでは圧倒的に日本人作品が多く、中国人グループブースの25名に対して同コーナーへの日本人出展者は合計で100人近くにのぼっていました。国際的なコンクールというリスクのある場への個人での挑戦を避け、同サロンの本来の水準に配慮しない安易なグループ参加に多くの日本人が流れ出展略歴を得ている様は、世界の中で低迷する現在の日本の状況をそのまま垣間見ているようで、やや残念な印象を受けました。サロン・ドートンヌ全体に目を向けると、前述の団体ブースを除いては大まかに作品傾向や色彩、ジャンルなどによって展示位置が決められ、来場者にとっては非常にわかり易い作品展示となっていました。また、入選作品に限って言えば、作品スタイルが多岐にわたりながらもその水準は十分に保たれており、今後のサロン・ドートンヌが過去の偉大な伝説を継承していくであろうとの期待感が膨らみました。2012年度サロン・ドートンヌ展では会期中の午後を中心に様々なアート関連コンフェランスやミニコンサートなどが開催され、15,000人が見込まれている来場者を迎えてくれます。日仏フィグー社では、日本からの次回サロン・ドートンヌへの作品エントリーのお手伝いをさせていただいておりますので、お気軽にお問合せ下さい。 日仏フィグー社(記事掲載日:2012年10月24日) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★「FIAC」などが開催された2012年パリの現代アートフェア ! 2012年10月18日、パリの国際現代アートフェア「FIAC」が開幕。ほぼ同時に、公式サテライトフェアである「SLIK」などのOFFフェアも開幕し、パリは芸術の秋本番となりました。また、これら「FIAC」関連のフェア以外にも、シャンゼリゼでは「ART ELYSEE」フェア、カルーゼル・ルーブルでは「ART SHOPPING」など、現代ギャラリーやアーティストを取り上げたアートフェアが各種開催され、活気に満ちたアート週間となりました。今年の「FIAC」への参加ギャラリーはフランス国内外から約160。グランパレ美術館の2階両翼展示場のリニューアルに伴い、昨年までのルーブル中庭の展示がグランパレに移ったため、屋内展示はグランパレ美術館のみとなりました。一方で、野外展示はその規模を増し、チュイルリー公園やアンヴァリッド庭園をはじめ、セーヌ左岸の植物園などにも大規模な展示が出現しました。「FIAC」に関しては、新しい参入ギャラリーが非常に少なく、新たなタレントをパリから発信するという意味では物足りなさも感じられましたが、アートファン以外にも親しめるイベントに年々変化を遂げている点は非常に好感が持てました。野外展示は会期後もしばらくの間は展覧されるとのことです。各フェアは公式WEBサイトにてその情報を取得できます。日仏フィグー社では各フェアへのギャラリー様の出展手続き代行業務も行っております。お気軽にお問合せ下さい。尚、「ART ELYSEE」は個人での参加も可能ですが、会期中、ご本人様の展示ブース内常駐が必須となりますのでご注意下さい。他のフェアはギャラリー単位でのエントリーのみ可能となっています。 日仏フィグー社(記事掲載日:2012年10月22日) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★2012年フランス秋の現代アートフェアシーズン開幕。まずは南仏「ART NIM」! 2012年9月20日〜24日の5日間、南フランス・ラングドックルシヨンのデザイン都市NIMESにてニーム国際見本市会場「PARC EXPO NIMES」が公式に主催する国際現代アートフェア「ARTNIM」が開催されました。2000年以上の歴史を持つNIMESの地で西暦2000年にスタートしたこのフェアは今年で13年目。これまで数多くの話題の企画展も併設してこられましたが、今年は近年話題のアールブリュットを取り上げていました。と、いっても、単なる寄せ集め展示ではなく、モンペリエに新しく設立される予定のアールブリュットの美術館F.MICHEL MUSEEをいち早く紹介する内容となっていました。また今年はM.CHAT氏ら著名アーティストらのパフォーマンスも見られるなど、来場者に嬉しいサプライズな内容も多々見られました。とかくお祭的イベントになりがちで且つ不況に逆行するように拡大路線を進む最近の多くのアートフェアとは異なり本来のアートフェアの姿を再認識させてくれる中身の詰まったフェアと言えました。一方で、フランス全土を網羅した今年のギャラリーブースコーナーに出展したギャラリーは約40箇所。ブース数を保ちつつ、ほとんどの展示ブースを独立して設置させるレイアウトは、なかなかの見応えだと評判を呼びました。日仏フィグー社の画商部「NFF.JAPON」もブースを出展し、日本から独自のスタイルで素晴らしい作品を発表し続けるアーティストの作品プレゼンテーションを行わせていただきました。全体的な来場者数の減少は感じられたものの、作品頒布、各アーティスト及び作品情報の現地広報活動、新しいコネクション、各アーティスト作品への問いあわせ数、の全てにおいて順調に終了した今回の「ARTNIM」の結果から、このフェアに対する来場者からの信頼度の高さがうかがえました。スペイン方面からの来場者がずいぶんと減ったようですが、そういった状況下で南仏の国際現代アートフェア独自のコンセプトを貫きながらも続いて行く同フェアに今後も注目して行きます。 日仏フィグー社(記事掲載日:2012年10月01日) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★パリの「JAPAN EXPO」が今年も多くのOTAKUカルチャーファンが集う中、開催。 2012年7月5日〜8日の4日間、パリの北側に位置するノールヴィルパント展示場にて近年恒例となっている「JAPAN EXPO」が開催されました。日本のOTAKUカルチャーを発信するフランス人の手によって生まれた同イベントも年々成長を続け、フランス国内のみならず日本からも個人や企業が出展するまでになりました。日本側からの出展によって、ややそのコンセプトは薄れつつありますが、コスプレやマンガ、ビデオゲームなどを前面に押し出すフェスティヴァルである内容は今年も健在で、会期中20万人近い入場者で賑わいました。日本発の展示としてはビデオゲームやマンガおよびそのキャラクター関連だけではなく、書や工芸などのブースも頑張っていて、NFF.JAPON(日仏フィグー社運営の美術品商部門)に所縁のあるアーティスト数名の作品も登場していました。モモクロなど日本の人気グループらによる各種コンサートが途切れなく行われていましたが、韓国人歌手らが登場するシーンも多くみられ、今後の韓国や中国の勢い次第では、近い将来、「JAPAN EXPO」が「ASIA EXPO」へと変わっていくのではないかとも感じさせられました。尚、同フェアは世界中に広がっており、フランス国内だけでもマルセイユなど3箇所で開催される予定で、今後の広がりを期待すると同時に、日本の文化がファッションとしてだけではなく正しくとらえられるようになることを願わずにはいられません。 日仏フィグー社(記事掲載日:2012年7月10日) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★「第68回 FOIRE DE NICE」に於けるアートサロン「Salon tous a l'art」開催。 日本では大正時代であった頃からフランスで続いている(途中、戦争などで中断あり)フランス・ニースに於ける第68回ニース国際見本市「FOIRE DE NICE」が2012年4月14日からの9日間開催され、その中で9年前から始まったアート部門展示コーナー「Salon tous a L'art」が、今年もお目見えしました。国際見本市全体では1,000以上のブースが出展されますが、その中でアート部門は70ブース。アート部門の中でアジアからは3つのブースが出展されました。日仏フィグー社が運営する美術品商「NFF.JAPON」が出展したブースが日本からは唯一で、18名の日本人選抜アーティスト作品がプレゼンテーションされました。アジアからは他に韓国のギャラリーブースが2つでした。今回はMOYAやKRISTIANといったフランスを代表するアーティスト達らの姿も頻繁に見られ、彼らにとっても良い新作発表の場となりつつあることが確認できました。フランスの公式な商業国際見本市という事で、各種サロン展やバスチーユなどで開催されているアマチュア参加可能型フリーマーケット式フェアとは異なる現地プロ・アーティスト達の真剣な表情が印象的な展覧会となっていました。同会場での3月末〜4月初めにかけての世界フィギュア大会による開催時期のずれ込みやフランス大統領選挙などの影響は大きかったものの、国際見本市全体では10万人を越える入場者があり、最終日の新聞には地元紙に大統領選挙の広告と同じ規模で国際見本市の広告が掲載されていました。 ※現地取材:日仏フィグー社(掲載日:2012年4月23日) ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★モナコに於ける唯一の本格的な国際現代アートフェア「ART MONACO」開催! モナコ公国最大の国際コンベンションセンターとして知られるグリマルディーフォーラムにて2012年4月5日〜8日の会期で「ART MONACO 2012」が開催。今年はパリのシャンゼリゼを拠点とする「ART by ACTUEL」やロシア、南米、中東などからも大型ギャラリーなどが軒並み姿をあらわし、賑やかな内容のフェアとなりました。日本からは2箇所がギャラリーブースを出展。西日本からは日仏フィグー社運営の画商「NFF.JAPON」が唯一出展しました。著名な物故作家作品も多く出品されるコレクター向け水準のフェアであるだけに、これまで同国での他の交流イベントなどで発表されてきた日本からのありきたりな作品に対する低いイメージを払拭するためにも、洗練された日本作品の展示を目指しての参加となりました。結果としてEMOTIONの部で優秀ブース6選に選んでいただけたことは、ひとつの成果であったと思われます。他国の現代アートフェアのディレクターや美術館関係者各位も「NFF.JAPON」ブースを多数訪れて下さり、有意義なフェアとなりましたが、初日には後援者でもあるモナコ公国のアルベール王がご来場になられるサプライズもあり、モナコ公国独特の雰囲気の中でのフェアと言えました。 ※現地取材:日仏フィグー社(掲載日:2012年4月10日) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★フランスに於ける2012年春の現代アートフェアシーズンが本格的にスタートしました。 秋に次ぐアートシーズンといえる春の現代アートフェアがフランス各地で開催されますが、まずはパリで大小いつくかのフェアが開催されました。パリの代表的な春の現代アートフェアといえば「ART PARIS」。3月30日から4月2日まで目の前に桜が咲くグランパレ美術館のネフホールにて開催されました。秋の「FIAC」とは異なる落ち着いた雰囲気が印象的なフェアですが、近年はコンテンポラリー色を強く打ち出し、同様の道を模索しているようにも見えます。同じ週末にチュイルリー公園の特設展示場では「PAD」デザインアートフェアが開催。コンテンポラリーなデザイン家具などが巨大なブースに多く展覧され、アートの可能性を思う存分感じさせるフェアとなっていました。この他にもコンテンポラリー・デッサンサロンなど多くの現代アーティスト達にとっての展覧の舞台が同時期にパリの街に登場しました。同時期、北フランスの主要都市リールでも「LILLE ART FAIR」が開催され、リール・グランパレには昨年同様に多くの企業関係者を始めとするVIP来場者が姿を見せていました。ストラスブールに次ぐ第2のヨーロッパ現代アートフェアとして、注目を集めています。 「ART PARIS」、「LILLE ART FAIR」は個人での参加は不可で、実績を持つギャラリー(画商)が審査を経てブースを出展する本格的な見本市形式のフェアとなっています。日仏フィグー社は参加希望のギャラリー様(貸ギャラリー様は不可)の応募手続代行サポートも行っていますので、お気軽にご相談下さい。 ※現地取材:日仏フィグー社(掲載日:2012年4月2日) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★2012年度秋のART en CAPITAL(グランパレ合同サロン展)の日程が発表されました フランスの歴史的サロン展がパリのグランパレ美術館に集まるアールアンキャピタルが今年も開催される事が決定した旨、各サロン関係者より日仏フィグー社に連絡が入りました。現時点での今年の参加予定サロンは4サロン。 ル・サロン(仏芸術家協会展)、パリ・アンデパンダン展、水彩デッサンサロン、サロン・コンパレゾンの4サロンが予定されています。 ●展覧会名:Art en Capital 2012 ●会期:2012年11月27日〜12月2日、(27日夕方のヴェルニサージュは有料で一般入場も可能) ●会場:パリ・グランパレ美術館(ネフホール) ●展示作品:各サロン展の公募による出展作品がメインとなり、その他企画展コーナーや各国美術組織ブースによる展示コーナーなど美術作品約2,000点。 尚、日仏フィグー社・美術部門では仏芸術家協会事務局のご協力のもと、毎年の日本からのル・サロン作品応募手続代行を行う窓口業務をさせていただいておりますので、挑戦してみようと思われる方や現地作品搬入でお困りの方など、当サイトのル・サロンコーナーまたは表紙画面のメニューからお問合せフォームをご利用のうえ、お気軽に日仏フィグー社・美術部門までお問い合わせ下さい。もちろんパリ・アンデパンダン展、水彩デッサンサロンへの日本からの出展手配も随時承っておりますので、お問合せフォームをご利用のうえ、お気軽に日仏フィグー社・美術部門までお問い合わせ下さい。 日仏フィグー社 (掲載日2012.03.15) |
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★2012年度秋のサロン・ドートンヌ展日程が発表されました フランスを代表する国際公募展サロン・ドートンヌの日程が以下の通り決定しました。今年もパリの目抜き通りであるシャンゼリゼでの開催が決定です。 ●展覧会名:Salon d'automne 2012 ●会期:2012年10月25日〜同29日、(内覧会は招待状持参者対象で24日夕方に開催予定) ●会場:パリ・シャンゼリゼ大通り遊歩道(プチパレ美術館〜コンコルド広場付近)、入口はプチパレ美術館側の予定 ●展示作品:公募による入選作品がメインとなり、その他企画展コーナーや各国美術組織ブースによる展示コーナーなど美術作品約1,000点。 尚、日仏フィグー社・美術部門ではサロン・ドートンヌ協会事務局のご協力のもと、毎年の日本からのサロン・ドートンヌ作品応募手続代行を行う窓口業務をさせていただいておりますので、挑戦してみようと思われる方や現地作品搬入でお困りの方など、当サイトのサロン・ドートンヌのページまたは表紙画面のメニューからお問合せフォームをご利用のうえ、お気軽に日仏フィグー社・美術部門までお問い合わせ下さい。 日仏フィグー社 (掲載日2012.02.20) |
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★2011年度グランパレ美術館5サロン合同展「ART en CAPITAL」 2011年11月22日〜同27日、今年で6回目を向かえる、パリに於ける歴史的サロン合同展「ART EN CAPITAL」がガラスドームが印象的なグランパレのNEFホールにて開催され、6日間の会期中約35,000人の来場者で賑わいました。ル・サロン展、サロン・コンパレゾン展、サロン・ナショナルデボザール展、パリ・アンデパンダン展(日本のアンデパンダン展とは異なるものです)、デッサン・水彩サロン展、の5つのサロン展がそれぞれに区画を割り当てられ、その中で各サロン展を開催しました。プロ・アマあわせて合計約2,500名の作品が一堂に展覧される様は迫力があり、それぞれのサロンによる個性の違いが垣間見える興味深い内容になっていました。また、各サロン展の中で併催される企画展示にも工夫が見られ、例えば、サロン・コンパレゾン展やパリ・アンデパンダン展、デッサン・水彩サロン展が行っていたミニチュア作品の頒布コーナーや、ル・サロン展によるヴィクトワール・ムーラン(マネなどのモデルとして有名だった)に関する企画ブースは芸術ファンには嬉しい企画と言えました。サロン・ナショナルデボザールは12月にガルゼールルーブルでの本展が最後に開催され、2012年度の主要なパリの公募展の日程が終了しました。 日仏フィグー社・美術部門では、この「ART EN CAPITAL」に参加している主要サロン展を始め、パリの各公募展への日本からの出展手続きをサポートさせていただいておりますので、パリの公募展に挑戦してみたいと思われる方や、以前出展していたが、手続上の問題などで休止していらっしゃる方などがいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。お問い合わせは、お問い合わせフォームか、メール(nffigue@hotmail.com)までどうぞ。電話(0795-42-2320)によるお問い合わせ受付も行っています。 ※現地取材:日仏フィグー社 (掲載日2011.12.10) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★2011年度「St−art」ストラスブール・ヨーロッパ現代アートフェア! 2011年11月25日〜同28日(マスコミ・美術関係、企業関係者のみのプロフェッショナルヴェルニサージュ及び招待客対象の一般ヴェルニサージュは24日開催)、今年で16回目を向かえ、フランス最大のクリスマスマーケットの開幕にあわせて行われるストラスブール・ヨーロッパ現代アートフェア「St−art」が開催されました。長引く不況に多くのアートフェアが影響を受ける中、クリスマスムードの中で毎回不況知らずの強さを見せる同フェアは今年も盛況のうちにその会期を終えました。他のアートフェアでは少ないクリスタルガラスを使った見応えのある現代作品が今年も数箇所のギャラリーブースで見られ、同時期に開催の国際ガラスビエンナーレとのコラボレーションが、更にそれに花を添えました。熱気に満ちながらもパリのフェアにはない落ち着いた雰囲気と全体的な客層の良さはこのフェアならではと言えるでしょう。今回で5年目の連続出展となった日仏フィグー社の美術品商「NFFJAPON」は日本から唯一の出展となりましたが日本人アーティストのみ9名の純日本パワーで奮闘しました。不況報道等の影響は大きく全体として頒布は低調のようでしたが重要なコンタクトがいくつか取れ、今後に繋がる参加となりました。南仏の「ARTNIM」からスタートした2011年秋のフランス各地の現代アートフェアもこの「St−art」で幕を閉じました。ストラスブールの輝きが、2011年様々なことがあったであろう皆様の心に届き、2012年が素晴らしい年になりますように! ※現地取材:日仏フィグー社 (掲載日2011.12.01) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★「FIAC」を始めとするパリ秋の現代アートフェアが開幕 今年で38回目を迎えたパリの国際現代アートフェア「FIAC」が10月20日から4日間開催されました(ヴェルニサージュは前夜)。今年は無料の野外展示が非常に増え、パリ市民や観光客には楽しいイベントとなったようですが、屋内の有料展示はグランパレのみで尚且つ昨年と殆んど様変わりしない出展ギャラリーやすでに評価の定まったアーティストの作品のみということでリピーターにはやや新鮮味を欠く内容であるといわざるを得ませんでした。しかしながら、やはり「FIAC」の雰囲気は最高で、昨年ベルサイユの個展で物議を醸し出した村上氏が手掛けた大型作品などが多くの来場者を迎えていました。FIACが無名のギャラリーやアーティスト達の冒険の場を提供することを忘れ去っている一方で、近年多くのサテライトフェアが誕生し、同会期中、それぞれに賑わっています。シャンゼリゼの「アートエリゼ」、カルーゼルの「ART-SHOPPING」、FIACの公式OFFイベントなどなどです。毎年、10月のこの時期のパリは現代アート一色です。 現地取材:日仏フィグー社 (掲載日:2011年10月26日) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★2011年度「SALON D'AUTOMNE」がシャンゼリゼ大通りにて開幕 2011年10月12日、パリの目抜き通りであるシャンゼリゼ通り遊歩道上に設営された特設会場にて2011年度サロン・ドートンヌが開幕しました。今年は、常連のエジプトのみならず日本を含む多くの各国美術団体や物故作家作品による企画展示ブースが半数を占め、サロン・ドートンヌ本来の入選作品展示の割合が極端に少なくなったのがやや残念でしたが、久しぶりにパリの中心に戻ってきたサロン・ドートンヌ展を来場者は一様に歓迎していました。FIACのサテライトフェアとしての存在感を増しつつあるアートエリゼ・アートフェアが使用する特設会場をその前週にサロン・ドートンヌが使用するという提携も見られ、ルサロンなどの伝統的な公募展同士が提携をして生まれた11月の合同サロン展「ART EN CAPITAL」とは明らかに異なる方向性を打ち出していることが見て取れましたが、企画ブースの中の作品の水準が是正されることが今後の同サロン全体の評価の分かれ目となりそうです。会期は10月16日までで、会期中は日仏フィグー社にも縁のあるCHICRON氏によるコンフェランスやコンサート、DAULIAC氏のピアノコンサートなど毎日何らかの催事が開催される予定にもなっています。尚、日仏フィグー社・美術部門ではサロン・ドートンヌ協会事務局のご協力のもと、毎年の日本からのサロン・ドートンヌ作品応募手続代行を行う窓口業務をさせていただいておりますので、挑戦してみようと思われる方や現地作品搬入でお困りの方、現在の応募方法に不安をお持ちの方など、お気軽に日仏フィグー社・美術部門までお問い合わせ下さい。 現地取材:日仏フィグー社 (掲載日2011.10.12) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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★南仏ニームの「ARTNIM 2011」から秋のアートフェアシーズンがスタート 2000年に産声を上げ、今年で12回目を迎えるニーム国際見本市会場PARCEXPO主催の国際現代アートフェア「ARTNIM」がフランス秋の現代アートフェアの先陣を切って開催されました。2011年9月23日〜26日の会期(22日は特別招待者対称のヴェルニサージュ開催)で開催された今回の「ARTNIM」では、企画展としてプレステージコーナーが設けられたり、昨年に続いてデッサンコンクールが開催されるなど、他の現代アートフェアには無い試みが多く見られました。フランス各地を始めイギリスやモロッコなどからもギャラリーが選抜されバリエーション豊かなギャラリーブースも約40箇所設置され、400名のアーティスト作品がフェアに花を添えました。日仏フィグー社の美術商部門「NFFJAPON」も「日本のアーティストの個性のバリエーション」をコンセプトに12名の日本人アーティストとともに8度目の出展を果たし、現地メディアにその信頼性を報じていただくまでになりました。南フランスでは最も知名度のある国際現代アートフェアとして続いている「ARTNIM」の今後の更なる発展が楽しみです。※現地取材:日仏フィグー社 |