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★日仏フィグー社・美術部門 最新情報のコーナーで過去(2021年〜2023年)に掲載された主な記事です。
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日仏フィグー社・美術部門では只今パリの国際公募展『サロン・ドートンヌ』などの応募受付を行っています。詳しくはこちらをご覧下さい。
  
  
★ 2023年の秋もフランスは現代アート!
  
       

2023年秋のフランス現代アートシーンは大変魅力的な大型フェアを中心に展開されます。パリでは10月19日〜22日の会期で2回目を迎える「PARIS+ BY ARTBASEL」がグランパレ・エフェメールをメイン会場にして開催され、同期間にはシャンゼリゼ遊歩道特設会場に数年振りに戻って来る「MODERNE ART FAIR」など大小様々なアートフェアがパリ市内各所で開催されます。グランパレ・エフェメールでは11月9日には「PARIS PHOTO(フォトアートフェア)」が、同月21日には2年に1度の「FAB(ファインアートフェア)」も初日を迎え、オリンピック・イヤーを前に年内は多くのアートイベントで賑わいそうです。前述の「PARIS+ BY ARTBASEL」ではギャラリーブースの他にパリの老舗グラン・マガザンとして知られるギャルリー・ラファイエットの協賛による新進気鋭アーティスト作品の個展ブース数箇所がお目見えすることも発表されています。著名なフランスの各国際見本市展示場を舞台とした公式アートフェアとしては11月16日開幕の南仏現代アートフェア「ART MONTPELLIER」や、ストラスブール・エキスポに於けるヨーロッパ現代アートフェア「ST−ART」が、独自のコンセプトを打ち出し注目を集めています。他にも2023年秋は多くの魅力的な大型フェアがフランス各都市で開催されることが決定しており、アートで希望を発信するフランスの秋に期待です。
※このサイトの管理者である日仏フィグー社では、ここでの各展の他にもフランスの各現代アートフェアやサロンへの日本からエントリーサポート業務を遂行させていただいております。お気軽に当ページの最下段にリンクがあります「お問合せフォーム」から具体的な内容をご記載のうえでお問合せ下さい(但し、今秋のフェアは既に締め切られ、上記の展覧会については個人エントリー不可の選抜ギャラリーフェアとなっています)。
日仏フィグー社(記事掲載2023年8月10日)




★ 2023年6月、パリに2年に一度のサロンREVELATIONSが戻って来た!
  
            

フランスをはじめ各国から24カ国350箇所の素晴らしい職人技を持つアーティストたちによる作品がグランパレに並ぶ2年に一度の展覧会「REVELATIONS」がグランパレエフェメールで開催。6回目となる2023年度展は6月7日〜11日の会期で開催。アートと日常の境界線を見事に取り除いてくれるような素晴らしい展示の数々は必見です。次回は2025年、グランパレでの開催が見込まれています。
日仏フィグー社(記事掲載2023年6月8日)




★ 2023年もフランスの現代アートシーンは春の現代アートフェアから!
  
      

この2023年の春もフランスの現代アートシーンはフランス春の2大現代ギャラリーアートフェアから本格的に始動します。リールのグランパレでは15年目の節目となる「ART UP!2023」が2023年3月9日〜12日(プレビューは8日)の会期で開催され、パリのグランパレエフェメールではこちらも25年目の節目をむかえる「ART PARIS 2023」が2023年3月30日〜4月2日(プレビューは3月29日)の会期で開催されます。ともにフランス発の現代アートを大切に見せて行くことに加えて、今の困難な世界状況の中での芸術の意義をどのように表現するかを主題の中に含ませた開催となることが各々のアートディレクターの口から語られています。100以上の選抜ギャラリーブースが立ち並ぶ各フェアに注目が集まります。
日仏フィグー社(記事掲載2023年2月24日)




★ 2022年終盤もフランスは現代アートフェア!
  
      

2022年のフランス現代アートシーンも終盤に差しかかりましたが、11月以降も素晴らしい大型フェアが目白押しです。その中でも代表的な3箇所の現代アートフェアをピックアップしてみました。まずは、パリの「PARIS PHOTO」。今年から開催が事実上凍結されたパリの現代アートフェア「FIAC」の同系列フェアでPHOTO作品に特化したフェアとして知られています。この「PARIS PHOTO(パリフォト)」は今後もパリ・グランパレとの契約が続いていますが、今年はGRAND PALAIS EPHEMERを舞台に2022年11月10日〜13日の会期で開催。そしてその翌週11月17日〜20日には、南フランス・ラングドックの要所モンペリエの郊外ペロルに位置するモンペリエ国際見本市会場「PARC EXPO MONTPELLIER」による公式現代アートフェア「ART MONTPELLIER(アートモンペリエ)」が開催。次いで、11月25日〜27日は、欧州会議の拠点のひとつであるストラスブールの国際見本市会場「PARC EXPO STRASBOURG」に於ける「ST−ART(スタート)」が今年のフラン於ける主要現代アートフェアを締めくくります。3箇所の著名現代アートフェアはともに単なる流行を追うフェアではなく、独自の路線で信頼を勝ち得てきた人気フェアといえます。この3フェアが終ると、フランスは本格的な年末クリスマスシーズンに入ります。
※このサイトの管理者である日仏フィグー社では、ここでの各展をはじめとするフランスの各現代アートフェアへの日本からエントリー(但し、この記事の掲載フェアは個人応募は不可で登録ギャラリーのみ対象のプロフェッショナルフェアです)する際のサポート業務を遂行させていただいております。お気軽に当ページの最下段にリンクがあります「お問合せフォーム」から具体的な希望展名をご記載のうえでお問合せ下さい(個人エントリー不可)。
日仏フィグー社(記事掲載2022年11月12日)





★ パリ、2022年秋の現代アートウィーク!
  
           

2022年秋のパリ現代アート週間ではオルセーやカルチェ財団、パレドトーキョーなど、各美術施設で大型回顧展や現代美術家の大掛かりな作品展が話題を呼び、同時に、今活動中のアーティストに参加の可能性がある各種現代アートフェアも例年通り開催されました。公募展では長年続くサロン・ドートンヌ展が初の同週開催となりました。今年の現代アート週間を振りかえると今年前半まで深刻な状況にあった新型コロナウィルスの猛威が、大いに影響した内容となっていました。コロナ前に開催されていた新進気鋭のアーティスト作品が楽しめたいくつかの見応えあるアートフェアは多くが姿を消し、パリを代表するフランス国際現代アートフェア「FIAC」もまさかの休止となりました。そのような状況の中、絶対に訪れるべき充実した内容の現代アートフェアが2箇所ありました。GRAND-PALAIS・EP.を拠点に開催された「PARIS+by ArtBasel」と、MONNAIE DE PARISに於ける「ASIA NOW」です。その2箇所に本当のアートファンやコレクター及び美術関係者は集中して訪れていたという印象でした。この2箇所を繰り返し本気で見学する目の肥えたアートファンの皆様や業界関係者の皆様は他のフェアを見学する時間が全くなかったようで、実際に他のフェアは見る必要が一切ないとの声も多く耳にしてしまうほどの高評価ぶりでした。「PARIS+by ArtBasel」は「FIAC」時代のフランスの選抜ギャラリーの姿も見られると同時に新たな海外ギャラリーの参入も垣間見られ、安心感に新鮮さが加わり、あらたな一歩を踏み出したと同時に各メディアからも大きな反響を得ました。「ASIA NOW」には日本関係のギャラリーも4箇所参入を果たし、入場チケットで「PARIS+by ArtBasel」と連携する部分もあり、両フェアを並行して見学する人にとっては世界のこれからの現代アートシーンを各ギャラリーがどのように考えているのかを確認出来る充実した内容となっていました。次回2023年の現代アート週間もこの2つの現代アートフェアがパリに於ける芸術の秋を大いに盛り上げてくれることでしょう。
このサイトの管理者である日仏フィグー社では、ここでの各展や現地各公募展へ日本からエントリーする際のサポート業務を遂行させていただいております。お気軽に当ページの最下段にリンクがあります「お問合せフォーム」から具体的な希望展名をご記載のうえでお問合せ下さい。
日仏フィグー社(記事掲載2022年10月23日)




★ 2022年秋のパリは「PARIS+」!
  
      

2022年秋のパリ現代アート週間はこれまでの「FIAC」に代わり、スイスのMCH運営による現代アートフェア「PARIS+」がメインフェアとなります。スイスを中心にアジアにも進出している現代アートフェア「Art Basel」と同じ主催元ということで正式名称は「PARIS+by ArtBasel」となったようです(フランス語表記ではbyがParになります)。大幅な「FIAC」からのリニューアルが予想されましたが、この2022年度版は「FIAC」の内容が継承された部分が多く見られそうです。パリを中心としたフランスのギャラリーは「FIAC」常連組が大半を占め、海外組の多くは「Art Basel」でお馴染みのギャラリーに入れ替わる模様で、結果的には「FIAC+α」といった内容になりそうです。「FIAC」の旧関係者も運営側に数名が名を連ねていますので、「FIAC」撤退で衝撃が走ったパリの秋の現代アート週間ですが、今年の秋も例年に近い形の華やかなパリの芸術の秋が戻ってきそうです。「PARIS+by ArtBasel」は2022年10月20日〜23日の会期でパリ・グランパレエフェメールをメイン会場にして開催されます。
日仏フィグー社(記事掲載2022年7月14日)




★ 2022年初夏のパリはデッサンのパリ!
  
                

2022年の初夏、パリでは注目の現代デッサンサロン展がいくつか開催されます。その中でも、この5月に開催されるお馴染み「SALON DU DESSIN」と、15回目を迎える「DRAWING NOW ART FAIR」は、多くのギャラリーが参加する本格的なフェアとして、そして近現代の貴重なコレクションを目にすることが出来る場としても人気を集めています。「SALON DU DESSIN」は美しい内装も印象的なPalais Brongniartを舞台に5月18日〜23日、そして約70箇所のギャラリーが参加予定の「DRAWING NOW ART FAIR」はCarreauduTempleに於いて5月17日〜22日の会期で、それぞれ開催予定になっています。繊細な作品の数々に毎回多くの来場者が魅了されます。
日仏フィグー社(記事掲載2022年5月4日)




★ フランスは本格的な2022年春の現代アートフェアシーズン!
  
       

秋の現代アートフェアの行方に揺れるフランスですが、この2022年の春は、約3年振りにフランスの主要な2つの春の現代アートフェアが揃って開催されそうです。まず、リール・グランパレでは「ART UP!2022」が2022年3月10日〜13日(プレビューは9日)の会期で開催され、パリ・グランパレエフェメールでは前回は秋への会期変更を余儀無くされた「ART PARIS 2022」が2022年4月7日〜10日(プレビューは6日)の会期で開催される予定です。ともにそれぞれのテーマを掲げ、困難なことが様々なかたちで表面化している現代社会を芸術で活性化させようとの意欲に満ちたフェアとなりそうです。この記事を掲載した2022年3月2日時点では入場にはワクチンパス(例外を除く)が必須となっていますが、今後の状況次第では入場制限が撤廃される可能性もありそうです。
日仏フィグー社(記事掲載2022年3月2日)




★ パリ・4サロン合同展「ART CAPITAL 2022」が2年振りに開催
  
       

パリの公募展の歴史を彩って来た美術サロン展のうち、4つのサロンが会する合同サロン展「ART CAPITAL」が、2022年2月16日〜20日(内覧会は15日)の会期で、パリ・シャンドマルス公園の最南端、エコール・ミリテール前のグランパレ・エフェメールにて開催。内覧会は昨年の開催見送りを経たこともあり開催を待ちわびた出展関係者で大いに盛り上がりました。各会派を比較して現在の芸術の多様性を見せるサロン・コンパレゾン展、今もアジアの応募者には絶大な人気を誇る歴史あるル・サロン展(サロン・アルティストフランセーズ展)、本来自由であるはずのアートに対して審査員が存在するという矛盾を突く今の時代にこそフィットしたポリシーを掲げるパリ・アンデパンダン展、そして水彩を中心とした紙の作品にスポットをあてた希少な存在の水彩デッサンサロン展の4サロンによる構成で、4サロンあわせると約2000名のアーティストによる作品展覧となりました。エッフェル塔が目の前に聳える2階テラスからは会場全体も見渡すことが出来、4つのサロンそれぞれの個性がぶつかり合う様子もうかがえます。「FIAC」のグランパレ・エフェメール撤退のニュースを先日お伝えしましたが、この「ART CAPITAL」も将来的なここでの継続は容易ではありません。パリの公募展の歴史の灯をパリやグランパレ自身が消すことのないように願うばかりです。
このサイトの管理者である日仏フィグー社では、ここでの各サロン展への日本からの出展サポートは勿論のこと、パリを代表するサロン展のひとつとして知られるサロン・ドートンヌ展なども、日本からの作品出展サポートや、連絡業務を遂行させていただいております。お気軽に当ページの最下段にリンクがあります「お問合せフォーム」からお問合せ下さい。
日仏フィグー社(現地取材ならびに記事掲載2022年02月16日)    




★ 2022年、「FIAC」に代わりパリ版「ART BASEL」がパリにやって来る
  
           

2022年が始まりまだ一か月弱ですが、パリの現代美術シーンに於けるこの2022年の最も大きなニュースとなるであろう出来事がいち早く日仏フィグー社に入ってまいりました。これまで47年もの間、パリの現代美術界を牽引してきた現代アートフェア「FIAC」が、この2022年秋のグランパレ・エフェメールに於ける開催をキャンセルしました。それに代わってスイスのバーゼルで毎年開催されている大型現代アートフェア「ART BASEL」を主催するMCHが、新たにグランパレ側との7年間に及ぶ契約に成功し、この2022年からグランパレ・エフェメールでの10月の現代アートフェアを担うこととなりました。本日(2022年1月26日)現在、まだ「ART BASEL」の公式サイト上での発表はありませんが、主催元による現地プレス発表は行われた模様です。今後、パリに於ける「FIAC」が開催場所を変えて復活するか否かは現時点では未定ですが、同じRXが主催する「PARIS PHOTOS」はグランパレでの開催を保持し、11月に開催される見込みです。近年、世界中に現代アートフェア(自称も含め)が乱立するようになりましたが、MCHのパリ進出により、これまで以上にフランス国内の現代アート市場が活性化することは間違いないでしょう。ちなみに新しいフェアは「ART BASEL」のブランドとは異なる新たなフェア名でスタートすると事がMCHにより計画されているようです。
日仏フィグー社(記事掲載2022年1月26日、同年3月2日更新)    




★ 2021年、フランス現代美術界の主要フェアも終盤へ
  
     

2021年のフランスに於ける主要現代アートフェアの開催も終盤へと入りました。11月はパリのPARIS-PHOTOS、モンペリエPARC-EXPOSによるARTMONTPELLIER南仏現代アートフェア、ストラスブールPARC-EXPOSのST-ART現代アートフェアの3つのフランスに於ける重要な現代アートフェアが開催され、2021年のフランスの現代アートシーンはその幕を閉じます。
新型コロナウィルスの対策としてパス・サニテールを導入した現代アートフェアが2021年9月以降開催されるようになり、そのことによってフランスの各主要フェアはコロナ前の賑わいを取り戻しました。すでに各主要フェアは来年2022年度展のプロジェクトを公式発表しており、これまでの厳しい期間を経ての新たな現代アートシーンに期待が集まります。
日仏フィグー社(記事掲載2021年11月19日)    




★ 2021年、パリ秋の現代アート週間終了
  
        

2021年パリ現代アート週間は10月24日のFIAC現代アートフェア最終日でピークをむかえ盛況の中終了しました。ヴァンドーム広場などパリ市内中心部のいたるところに出現した野外展示や新しいグランパレエフェメールでの展覧会によって、まるでコロナ禍を終えたような混雑を見せる会場もありました。シャンゼリゼではアートエリゼから名称を変えたモダンアートフェアが開催され、約2年半振りにシャンゼリゼのアートフェアも同期間に開催される運びとなりました。
秋の現代アート週間が終ると、10月27日からは日本のアーティストにも人気の公募展、サロン・ドートンヌ。11月には画像作品の本格的なアートフェアPHOTOPARISなど、様々な年次展覧会が久々にパリに戻って来ます。新型コロナウィルスの影響で、日本を始めとするアジア圏との人の往来は依然として極端に少なくなっていますが、ヨーロッパ各国からのパリへの訪問者の数は非常に多く各展覧会の盛り上がりはすっかりコロナ前に戻っているように感じられます。これから年末にかけて、更に盛り上がりを見せる中で、海外から日本への入国規制の問題が解消される日が待たれます。
日仏フィグー社(現地取材ならびに記事掲載2021年10月25日)    




★ フランスの2021年、芸術の秋の幕開け
  
               

世界の中でも非常に早い段階でPCR陰性やコロナワクチン接種済みを示す「衛生パス」を導入することで多くの来場者の入場を可能とした大型芸術文化イベントの再会へ動いたフランス。この9月9(木)には春から延期になっていたパリの現代アートフェア「ARTPARIS」がシャンドマルスのグランパレ・エフェメールで開幕し、前日の場内はヴェルニサージュで賑わいを見せました。今回は約140のブースが立ち並び、その中でも多くの国際色豊かなアーティスト作品によるワンマンショーが目を引きました。
昨年の厳しい秋を経て、フランス全土で2年振りに本格的な芸術の秋の大型イベントシーズンがやってきます。今後予定されているフランス国内の主な現代アートフェアとしては、10月21日開幕のパリ「FIAC2021」、11月11日開幕のモンペリエ「ARTMONTPELLIER2021」、11月26日開幕のストラスブール「START2021」などがあります。いずれも入場には入場券以外に「衛生パス」の提示が必要であるなどの規制がある反面、安心出来る環境下での開催となりそうです。
※現在、新型コロナウィルス感染拡大を理由として、日本政府からフランスへの渡航中止勧告が出されています。日本からフランスへの渡航は現時点(2021年9月10日現在)ではお控えになられることをお勧めします。
日仏フィグー社(記事掲載2021年9月10日)    




★ 2021年フランスに於ける大型展が徐々に再開予定

フランスでは条件付きで美術館などの各美術施設がオープンし、5月31日からは18歳以上のフランス国民の誰もがワクチンを接種することが出来るようになります。新型コロナ対策の規制が徐々に緩和され、6月9日からは規定の入場者制限や感染対策などを条件に大型アートフェアなどのトレードフェアも再開が予定されています。しかしながら、イベントの規模によってはワクチン証明の提示など入場に諸条件を伴うことや、フランスなどヨーロッパ諸国への渡航制限措置を維持している国も多いことから、本来の賑わいが戻るには、まだ少し時間がかかりそうです。ワクチン接種の進行によって夏以降のフランスの新型コロナウィルス感染者数が今以上に抑えられれば、秋には、本格的な現代アートフェアやアートサロン展がフランス各地で開催されることになりそうです。
日仏フィグー社(記事掲載:2021年5月22日)




★ 2021年フランス春の2大現代アートフェア会期変更

前回の最新情報でお知らせしましたパリ・グランパレ(2021年度はシャンドマルス公園に建設中のグランパレ・エフェメール特設会場)の現代アートフェア「ART PARIS」の運営事務局は本日(2月15日)付で会期の変更を発表しました。新たな開催予定は9月9日〜12日。昨年2020年に新型コロナ感染拡大が起こった同じ春の時期を避け、より確実な開催を視野に入れての変更となりました。それに先立って、もう一つのフランス春の大型現代アートフェアとして知られているリール・グランパレの現代アートフェア「ART UP!」も6月23日〜27日への会期変更を早々に決定しています。COVID−19の現状の早期収束と本格的な現代アートフェアの再開が待たれます。
日仏フィグー社(記事掲載:2021年2月15日)




★ 2021年フランス主要サロン展は早くとも4月以降から

COVID−19に対するフランスに於ける厳しい感染拡大防止対策により、1月〜3月にかけて開催予定であったパリの主な美術サロン展は中止(または延期)となりました。この時期に人を集める展覧会の中止及び延期は、来場者や関係者の生命の安全とその後の感染拡大のリスクを考えれば、当然の判断と言えるでしょう。現地の各ギャラリーによる小規模の企画展も、感染防止対策のガイドラインに沿って、事前の予約客のみ入場させるなど極力少人数での入場のみとし、特に一過性のグループ展開催は避けるべきだと考えられます。その一方で現地アーティスト達の創作活動は活発でバーチャル展やSNSなどを通じて止まることのない彼らの活動の一端を知ることが出来ます。 フランスに於ける実展覧会の今後の展望として、現時点では、4月以降に開催がプログラムされた主要サロン展が複数存在していますので、それらに期待が集まっています。4月からはパリ・シャンドマルス公園で着々と建設工事が進行中のグランパレ・エフェメール(上の写真※(c)RMN-GPより)が本格的に始動することから、春のパリの現代アートフェア「ART PARIS」も4月8日〜11日の会期での開催が予定されています(2月1日現在)。同会場では、秋の現代アートフェア「FIAC」や「PARIS PHOTO」などの各大型美術フェアも開催される予定で、3年後に予定されている2024年パリ五輪では公式競技会場のひとつになりますので、パリ五輪終了までの3年半にわたり、パリの大型イベント開催の中心地となるはずです。また、2月の開催が回避された複数サロン展「ART CAPITAL」に参加予定であったサロン展の中には、代替展を計画中のサロン展やバーチャル展を予定しているサロン展も見られるなど、水面下の動きが始まると同時に、すでに来年2022年のグランパレ・エフェメールに於ける展覧会開催の準備も進められ、コロナ禍でも先を見据えた前向きな動きが目立っています。
※現在(2021年2月1日現在)、新型コロナウィルス感染拡大を理由として、日本政府によって日本からフランスへの渡航中止勧告が出されると同時に両国間の往来には特別な条件が必要です。日本からフランスへの渡航は現時点(2021年2月1日現在)ではお控えください。また、日仏フィグー社では日仏両国民の皆様の安全を最優先に考え、2021年1月〜3月までに開催予定のイベントに関わる手配の一切をお断りいたしております。現在は4月以降に予定されているものについてのみ現地の状況を確認しながら取り扱わせていただいております。
日仏フィグー社(記事掲載:2021年2月1日)




★ 2021年へ向けてリスタート

パリの2020年度現代アート週間が無事終了した翌週の2020年10月28日午後8時(フランス時間)、フランスが翌々日の10月30日から全土で再び部分的な外出規制に入ることがマクロン大統領によって発表されました。年内最後の公的アートフェアであるストラスブールST−ARTも来春への延期を発表するなど、これによって2020年内のフランスに於ける主要なフェアやサロン展は開催されることはなさそうです。規制の期間は12月1日までが最短となっていて、その後の状況によって延長されます。今回の規制が正式に解除される時が、2021年に向けてフランスアート界が動き出す時となることでしょう。
日仏フィグー社(記事掲載:2020年10月29日)




★ 夜間外出規制でもパリは現代アート週間!
  
         

10月17日(土)よりパリでは21時以降の外出規制措置(4週間以上の予定)がとられていますが、今年もパリの現代アート週間は健在です。特に10月19日(月)からの1週間は、200か所近いアートギャラリーがこの時期にあわせた特別な企画展や催事で芸術の秋を待ちわびていたアートファンに応えます。新型コロナウィルスの状況は決して良くはありませんが、アートによって元気を発信し続ける芸術都市パリはその活気を失うことは無さそうです。
※現在、新型コロナウィルス感染拡大を理由として、日本政府からフランスへの渡航中止勧告が出されています。日本からフランスへの渡航は現時点(2020年10月17日現在)では極力お控えください。日本からの各情報収集は現地発の各ギャラリーWEBサイト等をご利用ください。
日仏フィグー社(記事掲載2020年10月17日)    




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